harapeco20200309の日記

カードゲーム 読書

パラサキステリーミラーのドラシ重ね

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デッキリスト

 それはさんの配信でこの種のデッキのミラーが起きていて、そのうえで考察を兼ねた感想を書きます。(3/12 早朝)

 

 ミラクブレイドはドラシよりも初期数値が高いことから、武器を振った回数が相手以上であるなら、ドラシ一枚がけのところにミラクブレイドで2点以上与えられる、つまりパラサキスを取れるのですが、そのことを知っていればドラシを二枚がけしパラサキスが除去されるのを防ぐのを狙い、またデッキの特性上ファティーグ以外が決定打にならないので、お互いに相手のその狙いを防ぐことも困難です。

 それはさんの配信では対戦相手の方が9t目あたりからハンドを満タンにしていて、スロットマジーンを燃やしてしまうというミスを犯しました。これが後の展開に大きく影響します。(これはそれはさん側がピッキーやマジーンで相手にドローさせたというわけではありませんでした)

 それはさんの方からマジーンパラサキスにドラシ×2という動きを始め、その返しに相手もパラサキスパラサキスドラシ×2という動きで応じました。このドラシ重ねをお互いに行い(正確には対戦相手の方はそれはさん側がテンションがたまっていないときには一回しかドラシを使っていませんでした、省エネ?)やはりというべきか試合は膠着状態に陥りました。しかし相手はマジーンが燃えたため能動的にドローすることが出来ないため、それはさんがマジーンbetを二ターンに一回以下とすればいずれ相手はドラシがハンドに一枚しかない状態になり、かつそれがテンションMAX状態と重なればパラサキスを倒せると気づきそれを狙っていく過程で対戦相手の方が降参するという形で試合が終わりました。

 

 マジーンが燃えた時点でこのドラシを重ねられなくするという戦法は考えうるのですが、それはさんは膠着状態の最初の時点ではこれを狙いませんでした。これは相手がマジーンを燃やしたことからマジーン二枚目があるのではという懸念から、なるべく山札の数を増やす必要性を感じたからでした。そのためドラシ重ねを開始した次のターンにはデボラレベル3に加えマジーンのget効果で得たコインをマジーンにbetしデッキのドラシをmp一杯まで使い、二体いるパラサキスによって山を増やしました。マジーンにbetしたので当然対戦相手の方もドローしていてドラシ重ねが可能となりました。

 

 しかし実は対戦相手の方は一度目にパラサキスを出したときドラシ二枚に加えミラクブレイドも打っていたので相手の山にはノイズが二枚入っていたことになります。よって返しのそれはさんとしてはドラシを重ねるにせよマジーンbetを一枚に留めておけば相手は二枚ドローのうち片方がミラクブレイドであればドラシ重ねが不可能になりパラサキスを倒せた(ちょうどそれはさんのテンションはたまっていました)し、それが出来なくてもドラシを重ねがけ出来なくなるまでがグンと短かったはずです。hpも25あり相手のハンドのコインの枚数もそこまで多く無いのでこれを狙っていくのが良かったでしょう。

 

 もちろんこのことについて詳細に言えるのは、後からじっくり考察したうえなわけでその場で判断するというのは難しく、また極めて限定的な事例なので事前にも対戦後にも考察する価値は低いでしょう。しかしチャット欄ではマジーンが燃えた時ですら反応が鈍く、さらに相手がミラブレを打ったことに対してはそれはさんすら反応していませんでしたが、私は対戦相手の方のミスかもしれないと即気づきました。ドラシ重ねを阻害できる可能性について最も迅速、精密に分析出来ていたのは私であろうというのは、このようなしょうもないとも言える事例ですが少し自慢です。

 

※追記 確認したところ、それはさんがマジーンを出したターンではデッキを掘り切っておらずドラシ重ねにはbet2枚以上が必要でしたので、マジーンbetを抑えても次に即ドラシ重ねを防げる確率はかなり低かったです。